受験生の方へ

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受験生の方からお問い合わせの多い質問をQ&A形式でまとめました。

研究

Q: 物理学とはなんですか?

A: 自然界の法則や性質を理解することを目的とする学問で、理工系の様々な分野の基盤となっています。宇宙物理、原子核物理など、対象とする現象によって細分化されます。また理論物理、実験物理、計算物理など、そのアプローチの手法によっても分類されます。

Q: 高校の物理と大学の物理はどこが違いますか?

A: 物理学の扱う自然の現象は、通常、大変複雑です。このため物理学では、現象をシンプルなモデルとして近似的に理解するか、または単純化した現象を実験室内で発生させ、その規則性などを検証することが一般的です。高校では、このようなモデルを、高校の「指導要領」で許された数学や物理の範囲を逸脱しないように学ぶため、自分で導かずに「公式」としてしまうことも少なくありません。大学では、このような条件はありませんから、取り扱う現象は難しくなりますが、高校に比べてすっきりわかりやすくなるものもあります。

Q: 文理学部の物理学科との違いはなんですか?

A: 物性物理学が中心の文理学部と異なり、素粒子論や宇宙物理などの理論分野や、大規模な実験施設を利用した核融合、超伝導などの実験分野が特色です。理工学部では、御茶ノ水にある都市型キャンパスに加え、大型の施設を備えた緑あふれる郊外型のキャンパスで、物理学の基礎から応用までをバランス良く学びます。

Q: 文理学部の生物物理系研究室と理工学部の生物系研究室の違いはどこですか?

A: 神経系についての電気生理学の実験研究は、両学部で行われています。これに加え、理工学部では、数理科学・情報科学の視点から生物物理への応用を行っている研究室があります。

Q: 大学における物理学科と化学系学科の違いを教えてください。

A: 化学で扱う物質の最小単位は原子や分子です。物理では、原子や分子に加え、原子核、電子、さらには素粒子など、物質の根源にまで迫ります。また恒星、ブラックホール、宇宙など、大きなスケールも物理学の対象です。
物理も化学も、地上の生活環境における原子分子の化学反応を扱いますが、超強磁場、超高圧、極低温などの極限環境における物質の性質は、物理学が対象とする分野です。

Q: 物質科学に興味がありますが、他の学科との違いについて教えて下さい。

A: 私たちの身の回りにある「もの」について研究する分野を物質科学とよびます。関連する学科には、物理のほかに化学系および電気・電子工学系の学科があります。
化学では、化学反応と物質創成(探索)が主な興味の対象であるのに対し、物理学は物質探索(創成)と物質の新現象(機能)について学びます。また、電気・電子系では、明らかになった性質を元にそれらを応用することに主眼が置かれます。
また、素粒子やプラズマなど,より根源的な,あるいは極めて高いエネルギースケールを有する領域は『素粒子物理』や『プラズマ物理』とよばれる物理学の専門領域です。
最先端の分野では、これらが複雑に関連していて、物理学科の教員には、物理学だけでなく、電気や化学を専攻した教員もいます。

Q: 「宇宙」の研究に興味がありますが、航空宇宙工学科との違いはなんですか?

A: 物理学科では、天文学、宇宙物理学、素粒子物理学の分野として恒星、ブラックホール、超新星、暗黒物質などについて学ぶことができます。航空宇宙工学科では、機械工学の視点から、宇宙機、航空機などの原理や関連技術について学びます。

カリキュラム

Q: コンピュータは使用しますか?

A: データの解析やシミュレーションなど、コンピュータは物理学に取って必須のツールとなっています。講義でも多数の関連科目が設置されていますが、履修のためのパソコンの購入は不要です。

Q: 学科の定員やクラスの人数について教えて下さい。

A: 物理学科の定員は140名です。高校のクラスと比べると多く感じるかもしれませんが、教員1名あたりの学生数は約7名です。また、主要科目の演習や実験は、2名〜35名程度の少人数のチームやクラスに分かれて取り組みます。

教職・就職

Q: 文理学部物理系の教職課程と理工学部物理学科の教職課程はどのようにちがうのですか?

A: 理工学部物理学科の教職課程は、物理学の基礎から応用の科目と物理学実験を基盤として作られており、理科に加え、数学や情報の教員免許を取得できる点が特徴です。

Q: 取得可能な教職免許について教えてください。

A: 中学の理科、数学、高校の理科、数学および情報の免許を同時に取得可能なカリキュラムが組まれています。また、大学院に進学して所定の科目を履修することで、高等学校専修免許状(理科)を取得することができます。

Q: どのような業種・職種に就職できますか?

A: 卒業生は、エンジニア(重工、重電、電機、機械、光学、医療など)や情報技術者、調査・専門サービス業などの企業をはじめ、公務員や教員など多様な分野で活躍しています。学部卒業者は、情報通信業および学校教育関係が多く、大学院修了者では、それらに加え、製造業で研究・開発に就く割合が増えます。

Q: 物理学を専門とする公務員にはどのようなものがありますか?

A: 国家公務員総合職(大卒程度、院卒程度)、国家公務員一般職に物理職があります。特許庁、気象庁、原子力規制庁などのキャリア官僚や技術職などとして活躍している卒業生もいます。

© Department of Physics, College of Science and Technology, Nihon University