進路 活躍する卒業生

活躍する卒業生

創設以来、多くの優れた人材を輩出してきた理工学部の実績は、産業界から非常に高く評価されています。求人依頼は製造業・建設業・情報サービス業を中心とした幅広い分野から数多く寄せられ、就職を希望する学生の大部分が希望の就職先に就いています。

人類の夢をかなえる研究者になる

約4割の学生は、大学院へ進学、専門能力に磨きをかけます。

郷田 博司さん

Tri Alpha Energy. Inc.(米・カリフォルニア州の民間研究企業)

私の夢は原子力発電に替わり、比較的安全でクリーンな代替エネルギーを採用した発電システムの実現・実用化です。

現在、米・カリフォルニア州の民間企業 Tri Alpha Energy. Inc. で、カリフォルニア大学アーヴァイン校の協力のもと、商業的核融合炉の建設および新エネルギーシステムの確立を目指し、プラズマ核融合の研究を行っています。

学生時代、自己の探究心を活かせる場を求め、3年次に実験的研究を主に行っているゼミを選択し、初めてプラズマ・核融合という世界に足を踏み入れました。初めは基礎を学ぶだけでも大変で、4 年次の卒業論文に向けた実験やデータ解析・執筆でとても苦労したことは、今となって良い思い出のひとつです。その後は大学院の博士前期・後期課程、ワシン卜ン大学での博士研究員を経て現在の会社に至るまで、学部生の頃に抱いた漠然とした夢をきっかけに、新しいエネルギー資源となる核融合炉の早期実現に向けて日々邁進しています。

今後、研究室の学生が海外で活躍できる場の提供や、きっかけ作りをお手伝いしながら、自分の夢の実現に向け、同じ夢を見る学生や研究者と一歩一歩前進して行けたらと思っています。

物理を活用できる技術者になる

物理学は理工系の基盤。就職先は重工業や電気・機械・光学系メーカー、情報産業など様々な分野に広がります。

最近3年の実績 横浜ゴム / 三菱電機 / 東芝 / キヤノン / 富士通 / 日立プラントテクノロジー / 東日本旅客鉄道 / 日本郵便 / 理化学研究所 / ソフトバンク・テクノロジー / 商船三井システムズ / 富士フィルムメディカル など

瓜生 博俊さん

横浜ゴム タイヤ生産技術本部 工法開発部 工法開発グループ

私の所属する部署は生産設備の開発をしています。タイヤの新しい作り方を考え、それを実現する部署です。その中で私は主に設備制御システムを担当しています。

この仕事は、生産方法を変えることがタイヤにどのような影響を与えるのか、論理立てた思考が不可欠です。なぜこの技術を使うのか、なぜこの設備ではダメなのかを日々考えながら仕事をしています。また電気回路やプログラミング、機械加工などの幅広い知識も必要です。まさに大学や大学院で学んだことが、今の仕事に活かされています。

ゴムを扱う化学メーカーは化学系出身の社員が多いのは事実ですが、物理出身の社員も活躍しています。技術者としての基盤となる知識を学ぶことができ、実験や卒業研究で、これらを論理的な考え方のもとに結びつけることができる物理学科のカリキュラムは、広く様々な分野で活躍する能力を与えてくれます。

教員や公務員として社会に貢献

消防庁の特殊部隊や研究所など専門知識を必要とする職種を始め、たくさんの卒業生が公務員として活躍しています。また、およそ1/3 の学生が教員免許を取得します。

最近3年の実績 警視庁 / 東京消防庁 / 千葉県警察本部 / 東大和市 / 越谷市 / 渋川広域消防本部 / 東京都教員 / 神奈川県教員 / 千葉県教員 / 埼玉県教員 / 川崎市教員 / 埼玉大学 など

平山 泰行さん

日本大学第一中学校・高等学校 理科教諭

卒業研究から大学院まで所属していた研究室では、大型の実験装置を用いて計測、解析をし、結論を導き出すという、学術研究の一連の流れを体験しました。この過程で、教職に携わる者として、また理数系の生徒たちに指導を行う者として、非常に多くのことを学びました。

大学受験までの勉強とは違い、学術研究の現場では、答えのない課題に取り組みます。どのようなアプローチでこれらの問題に取り組むか、また自分の研究が関連分野とどのようにつながっていて、その発展に貢献できるかなど、先端的な研究を経験することで、「理系教育」に何が必要とされているかを考えることができました。

そして現在は中学・高校の教員として、これらの経験をもとに、未来の科学技術分野を支える若者を育てられることに喜びを感じています。

© Department of Physics, College of Science and Technology, Nihon University