Faculty
教育に活かせる情報技術の修得
教育・情報研究室では、数学・理科に関する電子教材の作成と、教育実践を主なテーマにしています。昨今の中学校・高等学校では電子黒板がしだいに普及しつつあります。この電子黒板を有効活用できるような教材を作成することは、今後の教育界で重要なテーマになると考えられます。また、急激に進歩しつつある携帯電話やスマートフォンを用いた教材開発もテーマにしています。当研究室では教材を作成するだけでなく、できるだけ教育現場で実践を行い、その教育効果を検証することにしています。以下に最近の主なテーマを示します。
- Mathematica を活用した電子教材の開発(平成25年度修士論文:図1)
- スマートフォン向け授業支援システムの開発(平成25年度修士論文:図2)
- 私立男子中学生の理科に関する意識調査(平成24年度修士論文)
図1 Mathematica を活用した2次関数の教材例。上部のスライダーを操作することにより、関数の極値の座標が変化し、定義域が指定された関数の最大値・最小値を視覚的に理解できる。
図2 スマートフォンを活用したうなりに関する教材例。スライダーを動かすと、うなりが聞こえ、同時に波形も表示される。
所属学会
日本物理学会
日本物理教育学会
日本工学教育協会
プラズマ・核融合学会
主な研究業績
- 澤田耕介他「iPod touch を活用した物理教育支援システムの開発」(2010 日本物理学会)
- 鷲尾勇介他「平面タイリングと数学教育の視覚的教材」(2013 工学教育研究講演会)
- 澤田耕介他「スマートフォン向け電子教材の開発」(2013 日本物理学会)
- 荒井裕明他「Mathematica を活用した電子教科書の試作」(2013 日本物理学会)
- 荒井裕明他「Mathematica を活用した中学生に対する数学教育支援」(2014 京都大学数理解析研究所研究会)