日本大学理工学部物理学科

アメリカの民間研究機関であるTAE Technologies, Inc.（TAE）で、核融合による新エネルギーシステムの確立を目指し研究を進めています。核融合研究に取り組むきっかけは学部4年次の卒業研究でした。その時の達成感ややり甲斐が、大学院進学や研究職へのモチベーションとなりました。

6年間を通して物理学の知識を応用・実践し、研究開発の楽しさを実感した私は、メーカーの研究開発職を目指しました。物理学は物事を論理的に考え、その本質を見抜く学問です。物理学を通して自分の意見を論理的に整理して伝える習慣が身につくと、問題の解決が早く、仕事の効率化に繋がります。この力はどの職種においても役立つと思います。

宇宙に興味があり、もっと知りたいという思いから、宇宙物理学を学べる日大理工物理学科に入学しました。
在学中に「宇宙の魅力をたくさんの人に知って欲しい！」と思うようになり、研究者と社会の橋渡しを担う学芸員過程を受講。今の会社に入社したきっかけ となりました。

昨今よく耳にする「問題解決能力」は、自ら課題を見つけ、主体的に判断し、よりよく問題を解決する資質や能力のことを指し、今求められる力とされています。
その力を身につけるために展開されている「探究的学習」の授業の基礎となったのが、物理学科で取り組んだプロジェクト実験です。

高度な専門性を生かす業界で「研究開発職」のキャリアをイメージする方も多いと思いますが、物理を通してビジネスで必要な課題解決力を身につけることができるため、卒業生は幅広い分野で活躍しています！物理学科で培われる論理的思考や数理能力などの「理系の基礎力」を活かし、社会課題の解決に取り組んでいきましょう。